AnotherVision Countdown Calendar 2019

AnotherVisionメンバーによる"Countdown Calendar"を2019年もお届けします

Eddieの雑記

11月10日、早朝3時53分。しんとした部屋の中で僅かに空気が震える。
  「KSKです。起きたら連絡ください。テキストのお仕事があります。」

誰かと思えば、またお前か。
依頼を受け取ってから返信まで5秒、PCを開きキーボードをたたき始めるまで10秒。
カタカタという乾いた音だけが青白い部屋に響く。

やがて朝の光が窓際を照らし始めたころ、僕は──。

 

 

おはようございます*1、7期のEddieです。
幼いころから毎年思うのですが、冬はやはり寒いですね。こうも寒いと地球に嫌気が差してきます。科学技術が発達していけば、冬眠する人も出てくるかもしれません。
とはいえ、2019年も残すところあと2日。寒さを無視すれば、多くの人にとっては、日々のストレスや疲れをしばし忘れることができる優しい時期ですね。こんな時に難しい話をするのは僕の信念に反するので、意味も脈絡も、皆さんの共感を呼ぶつもりもないことをゆっくり綴っていきましょう。
もし「万物は生産的でなければならない」とお考えなら、遠慮なく読み飛ばしてください。

 

目次

〇雑記1:Eddieはどこから来たのか Eddieは何者か Eddieはどこへ行くのか

〇雑記2:ダッシュについて

〇雑記3:推しについて

*PCで書いているのでスマホだと少々読みにくくなっております。ご了承ください。

 

〇雑記1:Eddieはどこから来たのか Eddieは何者か Eddieはどこへ行くのか

まず、僕は福岡から来ました。生まれは兵庫ですが、年長以後を福岡で過ごしたので、僕は福岡から来たと言っていいと思います。
余談ですが、博多華丸大吉の大吉さんは神戸出身だと打ち明けたら福岡のCMを打ち切られたそうです。

 

僕は、アナビでは──新参者のくせに厚かましい言い方だ──テキストを書く人です。とくに国語が得意というわけではないですが、文章を書くのは好きです。正確に言うと、与えられた情報と条件の中で言葉を選ぶ・表現を吟味するのが好きなのであって、物語を創作するのは苦手です。「裏商店街 思い出通り」ではテキストを担当しました。

うかつに自分で自分を褒め
るのもどうか
と思いますが、ウ
ラドオリの制作で文を多く書いたので言葉の操りが

うとう上手くなりましたね。
る。

縦読みの文章も、見ての通りお手の物です。
我ながらワードセンスもすばらしい!躍動感があって血がたぎりますね。

 

そしてEddieはどこへ行くのか、ということですが、これはわかりません。
 「Eddieはどこから来たのか Eddieは何者か Eddieはどこへ行くのか」

という見出しは、フランスの画家・ゴーギャンが19世紀の末に描いた
 「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
という絵にちなんでつけたものです。
なぜその絵にちなんだのか、と言われても特に理由はないんですが、強いて言うなら教養アピールですかね。なんせ教養学部ですから。僕は文科2類の1年ですが、美術史や文学にも興味があるので、もしかしたらEddieは文学部に行くかもしれません。経済学部と迷っていますが。

 

〇雑記2:ダッシュについて
そういえばこの記事の冒頭に、小説チックな短い文章がついていました。
いかにも仕事ができるエージェントって感じの男が主人公です。
もちろん僕のことですが。

あれはウラドオリの制作時に実際にあった話を書き起こしたものです。
朝4時に突然タスクを振られても5秒で返信できる、プロ意識の高いテキスト班ですね。
KSK*2は、僕がのんきに寝ているとでも思ったんでしょうか?

 

もし工藤新一に問い詰められたら自白しますが、僕が朝4時でも一瞬で返信できたのは、実はウラドオリの会議からエスケープして友達と日光のホテルで3時半くらいまで騒いでいたからなんですね。ですが幸い工藤新一は僕のことを疑ってはいないようなので正直に話す必要はなさそうです。第一、工藤新一ならまだ禁固1、2年の執行猶予付きで済むかもしれませんが、KSKにこんなことを知られたら最後、学館で椅子とPCに縛り付けられて余生を過ごすことになるのは明らかなので、絶対に秘密は守らねばなりません。

(追記:えっふぃ*3は優しいので許してくれます。)

 

まあなんにせよ、仕事はちゃんとこなしました。そこにはKSKであろうと神様であろうと文句をつけてはなりません。だからこそ、文句をつけるべきではないと思います。

 

くだらない話は置いといて、僕が気になっているのは
 「やがて朝の光が窓際を照らし始めたころ、僕は──。」
の部分なんです。

何も続きが気になるわけではありません。
続きはただ、「僕は 寝た  。」ですから。

 

大事なのは最後の最後。
ダッシュ(“──”)ってなんの意味があるんでしょうか。

ダッシュを使えば手軽に文章に余韻を持たせることができて、なんだか情緒ある文章を書けた気になりますよね。技巧的な文章だぜ!っていう自己満足にもズブズブ浸れます。

実際、ウラドオリで僕が担当したテキストでも、たしか2回ほどダッシュを使いました。でも、あの時本当にダッシュを使う必要があったのだろうか、そう思うと今も夜しか眠れません、経済1の授業を除けば。

 

ダッシュって下手に使うと安っぽく感じないですか?
え、どういうことかもっとわかりやすく言いなさいと?
そうですね、例えるなら、トリュフ入りの冷凍パスタ。
つまりは、トリュフ入りを謳って高級感を出してるけど、そのトリュフ本物なの?所詮は冷凍食品だろ?てかそもそも、そこにトリュフを入れることでそのパスタは本当においしくなんのか?という感じですかね、ですね、ですよね?
(ところで、トリュフ入りの冷凍パスタなんて存在したっけ?)

(追記:ありました。)

 

まあとにかく、一度正しいダッシュの使い方を学んだ方がいいのでないでしょうか?

でも一人で勉強してももったいない。せっかくだからみんなで学びたい。

 

「そうか!この記事でダッシュの使い方をまとめ──」

 

ダメでした。

僅かに熱意が足りませんでした。心なしか、文字色からも覇気が感じられませんね。
(「心の底からやりたいと思わないなら、やめておけ。」── ヘミングウェイ

 

とはいえ、何もしなかったわけではありません。
駒場図書館の膨大な蔵書から役立ちそうな本を探し、それらを参考にダッシュの用法をまとめるという完璧な計画もありました。

そしてそれを「yashとダッシュで“ダッシュ”を奪取大作戦」*4*5と名付けるところまではうまくいきました!

 

あとはそれを実行に移すだけ。しかし決行日に外に出てようやく気が付きました。
  「──なんだこの寒さは!?」
めちゃくちゃ寒かったです。男湯が無ければ女湯に入ってもギリギリ許されるのではないかというくらいの寒さでした。風が強く吹き付ける真冬の昼下がりに、熱意を持たずに外出するのは無謀と言うほかありません。
僕は「命の危険を感じた場合は安全な場所に避難しなさい」と母に習ったので、布団に駆け込んでひたすら耐えることにしました──ああ、暖かい。

 

科学的な根拠はわかりませんが、布団に入るだけで世界が美しく見えます。
布団に身を任せている時間は、誰もが享受することのできる幸福です。
僕が知っている限り、人が「身を任せる」先の96%が布団、3%が運命、1%が時の流れです。


テレサテン・時の流れに身をまかせ

 

話が少しそれてしまいました。
というかそもそも戻るべき本筋があるのか甚だ疑問ですが。
このまま終わるのも後味が悪いので、ダッシュの使い方についてはこのネット記事でも見て勉強します。

bunsyou-kakikata.com

この先いつか僕が関わる作品のテキストでダッシュがどのように使われているのか、僕自身も非常に楽しみです。

 

〇雑記3:推しについて
ここからは、ぽにょとみーやんの先例に従って、僕の推し*6について書いていきます。とは言っても哲学的なことは言わないし、固有名詞を出して品無く語っていきます。これまでとは話がコペルニクスもひれ伏すほど転回しますし、完全に自己満足のために書いていますので、ここから先は「我こそは暇なり!」って方だけでも立ち入っていただけると幸いです。もっといい暇の潰し方もたくさんあると思いますが。

 

と、ここまで下書きの時点では謙虚な物言いだったんですが、だいちさんがリトグリについて熱く語っている記事

 

avcc2019.hatenablog.com

 

を見つけたので、少しだけ強気になっていきます。

 

僕は、主に兄の影響により、90年代くらいの音楽が好きなんですよ。90年代といえばCDが飛ぶように売れ、日本の音楽が活況を呈した時代です*7。世代を超えて愛されるアーティストも多く登場しました。ミスチル*8スピッツ*9なんて僕も大好きです。
その中でも僕の青春の代名詞と呼べるのが B’z
人気曲も多い反面、現代受けするような曲調でないものも多いですし、時代も違うので仕方ないですが、僕の年代でB’zファンが少なくて寂しいです。
なのでここで少しだけ布教して帰ります。

 

◆B'zとは
1989年にビーイングからデビューした2人組ロックバンド(ユニット?)。
作曲兼ギターの松本孝弘さんと、作詞兼ヴォーカルの稲葉浩志(こうし)さんからなり、ベースやドラム、キーボードにはサポートメンバーがつきます。デビューから30年以上経過していますが、2人の仲は良い模様。

 

松本さんは、現在58歳。B’zのリーダー兼プロデューサーでもあります。ソロ活動としては、Mステのメインテーマ「♯1090 Thousand Dreams」が特に有名ですね。また、2011年にはアメリカのギタリスト、ラリー・カールトンさんとの共作でグラミー賞を受賞しています。

 

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最新の松本さん。隣にいるのはBABYMETAL。

稲葉さんは、現在55歳。めちゃくちゃイケメン! 2019年、「男性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」*10 で1位に輝きました。年齢を感じさせないスタイルと歌声は圧巻です。TVでのトークは苦手ということで、Mステなどを見ていると口下手な印象を受けますが、ライブでは楽しそうに話してくれます。独特な歌詞をカッコよく歌いあげます。

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46歳のころの稲葉さん

ロックバンドということで荒々しいイメージがあるかもしれませんが、2人ともファンにはほぼ敬語でゆっくり話す腰の低い人です。ひとたび演奏を始めるとカッコよさ全開ですが、MCではコント染みたこともやったりと、ファンの間ではおちゃめな人柄で知られています。

 

◆楽曲
ヤンキーがブチ切れたような激しい曲から引きこもりが泣いてるような暗い曲まで幅広く歌う彼らですが、全体的に見れば、ダサかっこいいを極限まで突き詰めたような印象です。CDの総売り上げは約8200万枚で、日本1位の記録を持っています。
(もちろん現代はCDが売れない時代なので、売り上げ枚数を比べてもあまり意味がないと思いますが、一つの人気の指標にはなると思います。)

世間的に認知度が高い曲といえば、
 ・「いつかのメリークリスマス」(1992)
 ・「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」(1993)
 ・「Love Phantom*11(1995)
 ・「今夜月の見える丘に」(2000)
 ・「Ultra Soul」(2001)
 ・「OCEAN」(2005)
 ・「イチブトゼンブ」(2009)
 ・「兵、走る(つわもの、はしる)」(2019)←ラグビーWCの時によく流れてた曲
このあたりですかね。1曲くらいは耳にしたことがあると思います。

名探偵コナンの主題歌になることも多いです。
 ・「one」・・「世紀末の魔術師」(1999)
 ・「ギリギリchop」・・テレビアニメop(1999)
 ・「Everlasting」・・「ベイカー街の亡霊」(2002)
 ・「Overture」(稲葉浩志ソロ曲)・・テレビアニメop(2002)
 ・「ゆるぎないものひとつ」・・「探偵たちの鎮魂歌」(2006)
 ・「衝動」・・テレビアニメop(2006)
 ・「Don’t Wanna Lie」・・「沈黙の15分」(2011)、テレビアニメop
 ・「ピルグリム」・・テレビアニメed(2011)
 ・「Q&A」・・テレビアニメop(2013)
 ・「世界はあなたの色になる」・・「純黒の悪夢」(2016)、テレビアニメop
 ・「羽」(稲葉浩志ソロ曲)・・テレビアニメop(2016)
劇場10作目、15作目、20作目の主題歌をB’z が務めていることから、25作目となる2021年の映画は再びB’zが来るのではないかと僕は踏んでいます。青山剛昌先生がB’z好きでよかった!

さて、このあたりの曲は置いといて、マイナーとまではいかないものの、ファン向けの曲を6つほど紹介していきます。

 

①恋心(1992)
1992年リリースのシングル「ZERO」のカップリング曲。ファンからの支持は極めて高く、人気投票ではいつもトップを争う曲です。珍しく振り付けがあるのでライブでもとても盛り上がります。B’zの中ではかなりポップな曲です。
歌詞は、いわゆる“陰キャ”の男子学生が恋をしたけど、どうすればいいかわからない、という内容。稲葉さんは昔から暗い性格だった様です。
「松本に相談しようか、でも多分冷やかされるからやめとこ」という遊び心のある歌詞で有名です。


恋心 B'z LIVE-GYM Pleasure2018 HINOTORI

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a00067d/l002164.html

 

②ザ・ルーズ(1995)
1995年リリースのアルバム“Loose ” の2曲目。なかなかマイナーな曲です。
家庭教師のアルバイトをしている大学生の気持ちを歌っています。
「あたまがいたい、あの単位もたりない」とか「なんで今すぐ決めないといけないの」とかいったグダグダした歌詞も、今聞くと刺さりますね。
ちなみにB’zのヴォーカル兼作詞の稲葉さんは横浜国立大学教育学部を卒業し、数学の教員免許を持っているそうです。旺文社全国高2模試 では数学が全国で3位だったみたいですね。


【MAD】B'z×けいおん!「ザ・ルーズ」(未完成)

(あんまりいい動画が無かったので......)

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a00067d/l006fb1.html

 

似たような歌詞の曲としては、コナンのタイアップ曲として先ほど紹介した「ギリギリchop」が人気ですね。世間的認知度は割と高いです。B’zらしいロックな曲調で、ライブでもトップレベルに盛り上がります。「ギリギリじゃないと僕ダメなんだよ」って部分がいいですね。

僕の偏見かもしれませんが、アナビの人は「ギリギリになるまでやる気が起きない」って感じの人が多いんじゃないでしょうか。


ギリギリchop

(最初はセッション。曲が始まるのは1:50ごろ)

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a00067d/l006374.html

 

③Brotherhood(1999)
1999年リリースのアルバム「Brotherhood」の表題曲。2008年の人気投票では第1位に輝きました。離れていてもつながっている人と人の絆を歌ったロックバラードで、ライブで披露する最後のロングシャウトがかっこいいです。疲れた時に聞きたくなる曲ですね。


B'z Brotherhood Pleasure 2008

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a00067d/l00086b.html

 

④Pleasure 2008~人生の快楽~(2008)
1991年リリースのシングル「Lady Navigation」のカップリング曲。ライブで演奏されるたびに歌詞の一部とアレンジが変わるのが特徴です。CD音源化されているのは91年バージョン、98年バージョン、08年バージョンの三つで、僕は08年バージョンが好きなので今回ここに選びました。大人になって青春時代を懐かしく感じるけど今を生きるしかない、という内容の曲で、「くだらなかったあの頃に戻りたい、戻りたくない」っていう歌詞が胸に刺さります。

B’zは通常のアルバムツアーとは別に、定期的に「Pleasure」という名を冠したツアーを行っており、人気曲ばかりを集めて披露してくれます。ここからも、この曲がB’zにとって特別な曲であることがわかります。僕は2018年のPleasureツアーに参加しました。


B'z Pleasure 2013 ~人生の快楽~

(2008年バージョンは無かったので)

歌詞:https://www.except-for.work/bz-pleasure91/

 

⑤YOU&I
1995年リリースのシングル「ねがい」のカップリング曲。こちらも人気投票では上位に食い込む曲です。一般的には男目線の失恋ソングだと解釈されています。強がっている男が少しずつ本心を明かしていく様子が、爽やかなメロディーに乗って歌われていて素敵ですね。歌詞の面でいうなら、B’zの作品の中で僕が一番好きな曲です。


B'z - YOU&I LIVE - GYM2015 高画質 高音質 (MAD ver.)

(編集がひどい......)

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a00067d/l006f24.html

 

⑥Calling
1997年リリースのシングル曲。激しいイントロから急にバラードに転調するのが特徴です。B’zの曲の中で一番完成度が高いと思います。ライブで見せるアウトロの連続シャウトがかっこいいです。(好みは分かれると思いますが。)
個人的には1997年のライブで披露した終始バラードのバージョンも好きですが。


B'z『Calling』1998 & 2018

(2018年バージョンは7:39から)

歌詞:http://j-lyric.net/artist/a00067d/l0073a8.html


さて、まだまだ紹介したい曲は沢山あるんですが、長くなるのでここまでにしておきます(すでに長い)。一応言っておきますが、B’zばっかり聴いているわけではありません。特に面白いことを書くわけでもなく、個人の趣味全開で申し訳ありませんでした。

 

最後まで読んでくださったあなたは、幸せな2020年を過ごせると思います。
本当にありがとうございました。

途中読み飛ばしたけどとりあえず1番下まで来てみた、というあなた、早めに初詣に行ったほうがいいですよ。

 

ではこの辺で。(7期 Eddie)

*1:こんにちは。こんばんは。

*2:ウラドオリのマネージャー

*3:ウラドオリのディレクター

*4:yashは関係ない

*5:ださい

*6:「推し」という言葉を使ってみたかっただけ

*7:それに比べて現代は...という意図は全くありません。

*8:B'zと同じくらい好きです

*9:ちなみに僕の母校(中学校)はスピッツのボーカル・草野マサムネさんの出身校でもあります。

*10:第11回 男性が選ぶ“なりたい顔”ランキング | ORICON NEWS

*11:https://www.youtube.com/watch?v=f88kR1EBWu0 アメトークでも紹介された衝撃のパフォーマンス(3:00~)